akrシリーズ ヌメ革ハンドルメンテナンス

akrシリーズに使っている昭南皮革のベンズを使ったハンドル部分のメンテナンスです。

何年か使用しているとどうしてもハンドルの裏側に革がめくれてきたりしますね。
セーターに引っかかったり、見た目にもあまり綺麗ではありませんね。。。

さて、綺麗にメンテナンスしてみましょう!
革の裏側をきれいに処理する薬品(あとで案内しますね)を使って、均一に塗り込んでいきます。

10分程度乾燥させて、小さいアイロン(スチームはダメです。)を当てて行きます。仕上がり具合を見ながらですが出来るだけ
低温で当ててくださいね!(高温でやるとワレなどのトラブルになる場合があります。アイロンは当てなくても若干弱いですがガサガサは止まります。)

 

ではどんな感じになったでしょう?

つるつるにきれいになりましたね~。あまりメンテナンスをやりすぎると逆に汚れたりすることもあるので、
タイミングを見て適度なメンテナンスで長くお使いいただけます。artigianoは、自社ファクトリーなので
メンテナンスもお受けすることができます。(artigiano製品に限る。)

費用ですが1年以上使用で、500円+往復送料。1年未満ですと往復送料(使用状況により要相談)です。
出来るだけ安価にて対応させていただきます。即日対応できますので、事前にご連絡ください!

お気軽にメンテナンスもお申し付けください。

 

 

メンテナンスなのでお客様ご自身でも作業できます。クラフトショップや東急ハンズさんに
売ってあるトコノールという薬品を購入ください。その他にも類似商品あります。
出来れば、店頭で店員さんに聞いてご購入下さい。

 

トコノール 

https://www.amazon.co.jp/10cube-Leathermart-%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%84%A1%E8%89%B2-100%EF%BD%87/dp/B0080TQ7JQ

見えないところなどで、少しおためし頂いてからご使用ください。

 

 

クロム鞣しの革の良さ。

こんにちは。
スタッフのMです。
 
突然ですが、”ウェットブルー”という言葉を聞いたことはありますか?
 
初めて聞いた人は、「濡れた青色ってなんだ?」
となるかもしれません。
 
元々はクロム鞣し革の鞣し工程の途中で、染色したりする仕上げ前の状態のものを指した言葉です。
クロム鞣剤に含まれるクロムが原因で、白に近い淡い青色に革が染まります。
もちろん、クロム鞣剤に漬け込んだ後なので濡れている状態です。
その見た目のまま、”ウェットブルー”と言われています。
 
現在では、クロム鞣し革の総称のようにも使われていることも目にしたりします。
クロム鞣しの工程では、全ての革が通る状態なので間違いではないのですが、仕上げまで終わり、赤色、黄色や茶色など様々な色に染められたクロム鞣し革をウェットブルーと言われても戸惑うかもしれませんよね。
 
ウェットブルーの状態になって初めて傷があるとか色々なことが分かるそうです。
生地の傷、厚みなどを確認してから選別し、革の再鞣しを行いながら、染色や加脂などの仕上げに向けた作業が行われていきます。
地色が白に近いため、染色がしやすく色や柄を表現したいように加工しやすい特徴があります。
また、鞣しの時間もタンニン鞣しに比べて短く、費用も抑えられるため、様々な素材が作られています。
製作する側にとっては、様々な素材があることは嬉しい限りです。
 
これだけ広く使われているクロム鞣し革ですが、実は、19世紀中頃に開発された比較的、新しい技術です。
クロム鞣しの工程で、クロムはコラーゲン繊維の組織が潰れないように支える形で結合し、ふんわりと軽く、伸縮性に優れた革に仕上がります。
そのため、加工性がよく、衣料品やバッグ類との相性が良いことも特徴です。
柔らかさや手触りの良さを活かしたいときはクロム鞣し革が好まれると思います。
同じ厚みで比べれば、タンニン鞣し革よりも引っ張りや引き裂き、屈曲に対して耐久性があり、耐熱性もあります。
 
クロム鞣しの特徴をまとめると
・しなやかで軽く伸縮性がある
・弾性がある
・耐熱性がある
・発色がよい
・水を弾く
などなど
 
タンニン鞣しの歴史と比べるとかなりの差がありますが、現在の科学の発展とタンナーさんの技術を融合させ、ドラム鞣しを採用することで効率的に大量の革を生産することができるようになっています。
顔料仕上げなど革の不均一性を減らす加工と組み合わせることで安定した大量生産が可能になっています。
だからと言って、クロム鞣し革は決して、安物だと思ったり、タンニン鞣し革より下だと思ったりする必要はないと思います。
 
artigianoでは、クロム鞣し革に関しては、姫路の高木地区にあるホースレザーを得意とするタンナー、新田製革所さんにお世話になっています。
現在の馬革原皮の国内生産量は非常に少なく、海外から馬革原皮の輸入量がダントツに多くなっています。
国内タンナーが使用する海外からの馬皮原皮の約4割もの量を仕入れ、鞣されている大規模なタンナーさんです。
鞣し工程は、工場内での一貫生産で行われていて、長年にわたり培った技術が非常に多く、引き裂き強度においては牛革に敵わない馬革ですが、柔らかさと強度を兼ね備えた素晴らしいクロム鞣し革を製造されています。
 
実は、新田製革所さんのオイルポニーはあんなブランドやこんなブランド(国内バック・ジャケットブランドなど)など、多くのところで使われています。
また、高級ウェアからバッグや財布、義手義足、靴のライニングまで多種多様な用途に使用されています。
日本で唯一の製革業者による全国団体である一般社団法人日本タンナーズ協会の「JAPAN LEATHER PRIDE」認証を取得しており、その高い技術力には定評があります。
 
こんな新田製革所のクロム鞣し革の中でも、オイルポニーは抜群の軽さと柔らかさで、他に変わるものが無いと感じています。
artigianoの技術によりオイルポニーを始めとした商品にあった馬革を用いて作り上げたカバンやポーチを是非、手に取って、触れて、見て頂きたいと思っています。
暖かくなるこの季節に百貨店での催事に出展します。
日本のタンナーさんによる技術とartigianoのレザーファクトリーとしての技術が結集した商品が販売されます。
お近くの方は、是非、足を運んでください。
4月27日~5月1日: 浜松遠鉄百貨店  日本革市  8F催事場
6月7日~6月12日: 鹿児島山形屋  日本革市 (鹿児島初出展です!)

aw-05ns 革引手交換

aw-05ns 引手交換です。使用後2年程度です。

毎日引っ張る所なので、使用条件により伸びたりするケースも見られます。
お買い上げ1年未満ですと、片道送料のみ交換費は無料でご対応できます。1年以上経過ですと往復送料とお直し代¥300円にて対応
可能です。持ち込みですとご予約いただければ即日対応可能です。(交換時間 約5分です。)

リペアパーツとして在庫しておりますので、基本的に即日対応可能です。

経年変化で本体と色が違いますがお使い頂いているうちになじんできます。

出来るだけ早いお直しを心掛けておりますので、メンテナンスとリペアをしながら長く使って頂きたく思っています。

タンニンなめしとは?

こんにちは、スタッフのMです。
早いもので4月がすぐそこまで近づいて来ているような時期ですね。
 
4月から色々なことが新しく始まる方も多いとは思いますが、準備は進んでいますか?
新たな気持ちでスタートするのに財布や鞄を新調するのはいかがでしょうか。
財布や鞄を育てながら、経年変化で自分色に染まっていく財布と一緒に進んでみませんか。
 
さて、革の経年変化に関わる牛革の特徴について触れてみたいと思います。
牛革は、皆さんがご存知のように非常に多くの製品に使われています。
頑丈でありながらとても表情が色々と変わる美しい素材だと思います。
ですが、鞄や財布などの製品に使われている牛革は牛の皮をそのまま使っている訳ではありません。
牛の原皮を腐らないように人工的に加工して素材としての”革”にしています。
この工程を「鞣し(なめし)」と言います。鞣し行程を経て、皮から革へと変わります。
 
 
牛革は、製造工程の鞣し方で分類されたりしますが、一般的に”タンニン鞣し”と”クロム鞣し”、その両方の特徴を持つ”コンビ鞣し”が知られています。
今回はその中でもタンニン鞣しについて、もう少し詳しく。
 
素材として良く知られているヌメ革はタンニン鞣しされた革のことです。
植物由来のタンニンを用いた皮の鞣しは古来より行われていたと考えられています。
動物の皮をそのまま衣服として身に着けるには硬く強張るため着心地が悪く、長持ちもしなかったと思います。
そんな中で編み出されたのが動物の皮を植物の特性を利用して”鞣す”ことだそうです。
(どのように気付いたのかは謎ですが・・・)
現在までに改良を重ねられた結果、より良い革を生み出すために皮を鞣す工程は非常に段階が多く複雑なものになっていますが、簡単にまとめてみると、鞣す工程は大きく分けて3段階になります。
 
原皮 → ①準備工程 → ②鞣し工程 →③仕上げ工程 → 完成
 
文字で書くと簡単そうに見えますが、とても手間暇が掛かる工程が重なり合っています。
特に②鞣し工程や③仕上げ工程でのタンナーさんの技術と経験が革の出来に大きな影響を与えます。
 
 ①準備工程
工場に到着した原皮は、そのまま鞣されるわけではなく、皮を洗浄し、水分の補給、不要な組織を取り除いたり、後のタンニン剤がスムーズに浸透するように皮の状態を整えたりする工程です。
 
 ②鞣し工程
タンニン濃度の異なるタンニン槽に皮を漬け込んで鞣していく”ピット鞣し”、タンニン剤を大きなドラムに入れ、回転させることで浸透させる”ドラム鞣し”があります。
どちらの方法を用いてもタンナーさんの技術でとても良い革に仕上がります。
 
  ・ピット鞣し
大きな水槽(ピット槽)に濃度の異なるタンニンを溶かした水溶液に原皮を漬け込んで自然にタンニン剤を染み込ませていく手法です。
非常に手間がかかりますが、手間暇に見合った上質なレザーができあがります。
 
  ・ドラム鞣し
大きな洗濯機のようなドラムで鞣す方法です。
タンニン剤水溶液と原皮をいれて遠心力を用いてタンニン剤を原皮に染み込ませる手法です。
ピット鞣しに比べ時間が短縮されるため、近年ではこのドラム製法が主流になってきています。
 
鞣すことで皮が革になったら、厚みを整えるシェービング、酸性の中和、染色、加脂、伸ばしなどを行っていきます。
 
 ③革をほぐしたり、表面に塗装や仕上げ加工を施したりする工程。
目標とする革の仕上がりを出すため、様々な作業が組み合わされます。
作業の順番や、施す時間、回数などにセオリーはなく、革の様子を見ながら最適になるように組み立てる必要があります。ここでもタンナーさんの技術が光ります。
 
なぜ、植物由来のタンニンで鞣すと革が頑丈になるかと言うと、タンニンはコラーゲン(主にペプチド鎖や側鎖の水酸基およびアミノ基)と結合して、革の繊維が収縮することで張りと腰がある丈夫で固めの革となるからです。
植物タンニン鞣し革の耐熱性は以外に高く、80℃~90℃程度といわれています。
非常に頑丈になりますが、表面を加工している訳ではないので傷はつきやすいです。
しかしながら、色の深みやツヤ感が上がりすばらしい経年変化をたどって行く中で、ついてしまった傷も唯一無二の味となっていきます。
 
  いい感じのツヤ感が出て来ていますね。
 
 
タンニン鞣しの革について興味を持っていただけたでしょうか?
革の経年変化については、以前のブログ記事に写真付きでありますので気になる方はそちらをご覧ください。
レザー、デニムのエイジング、2017年2月26日)。
写真は、akr-03hd(http://bag-artigiano.ocnk.net/product/50)のエイジング比較です。
 
使い込むほどにすばらしい経年変化をたどるタンニン鞣し革。
愛着を持ってオリジナルなものに育ててみてください。
aritigianoでは、こだわり抜いて選んだ革を用いて創り上げています。
シンプルながら使いやすいオリジナルデザインで飽きがこず、長く使っていただけると思います。
(オフィシャルWEBショップ: http://bag-artigiano.ocnk.net/
 
     *参照図書: 革の辞典(2015)STUDIO TAC CREATIVE
 

web用の撮影!

リーダーの福江です。

今日は、カメラマンさんに入ってもらってweb用の撮影でした。。。
天気がいまいちそうなんで、どうかなー??ってところでしたが時々晴れ間も出てましたね。
しかーし、風がつよっ。。。💦そんなこんなで、10時ごろからスタートです。

あの辺に、立ってみてとか色々打ち合わせ中です。

カメラマンさんを撮影(笑)

最後は、商品スナップを!

いい写真とれましたかね? 楽しみです。 さて慣れないweb制作に係る写真撮影なども一旦は終了です。
さぁ、あとはプロに任せて。お財布の新型サンプルと小ロットの制作に入ります。   では。