商品だけじゃない。「artigianoから買いたい」と思っていただけるブランドへ - artigiano

商品だけじゃない。「artigianoから買いたい」と思っていただけるブランドへ

2026年7月7日

最近、本当にありがたいことに、GoogleマップやThreadsをご覧になって、「一度見てみたい」とご来社くださる方が増えてました。

ECショップを運営している私たちにとって、実際に足を運んでいただけるというのは、とても嬉しい出来事です。

改めて、本当にありがとうございます。

artigianoには「お店」がありません

artigianoは基本的にEC販売が中心です。

そのため、街中にあるような店舗はありません。

「実際に革を触ってみたい」
「色味を見てから決めたい」
「財布のサイズ感を確認したい」

そう思ってくださる方も多いのですが、その機会をご提供できないことを、少し申し訳なく感じていました。

そこで、ご連絡をいただいた方には、倉庫兼事務所にはなりますが、在庫がある商品であれば実際にご覧いただけるようにしています。

もちろん、立派なショールームではありません。

普段は商品を発送したり、製作の準備をしたりしている仕事場です。

それでも、「実物を見られて安心しました」と言っていただけることが多く、私たちとしても嬉しく思っています。

「見に行ったら買わないといけない」

そう思われる方も少なくありません。実際、お問い合わせいただく中でも、

「見るだけでも大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。

もちろん、大丈夫です。

むしろ、革製品は実際に手に取っていただいて、「思っていた感じと違うな」と思われることもあるでしょう。

その時は遠慮なく、 「少し考えます。」そう言っていただければ十分です。

無理に購入をおすすめすることはありません。

高価なものだからこそ、納得してお迎えいただきたい。

それが私たちの考えです。

だから、気軽に遊びに来るような感覚で立ち寄っていただければ嬉しいです。

年齢とともに変わった「お店選び」

少し私的な感想ですが、私は現在54歳です。

若い頃と比べると、お店を選ぶ基準がずいぶん変わってきたなあと感じます。

例えば飲食店。

20代の頃は、とにかく安くて、お腹いっぱい食べられるお店が一番でした。

「量が多い。」 「値段が安い。」お店を選ぶ基準が、それだけで十分満足できていました。

でも今は少し変わってきた印象があります。

前ほど食べる量も減ってきたので、量は少しでいい。 その代わり、「美味しい」と思えるものを食べたい。

毎回とはいきませんが、特に休日の食事などは静かな場所で居心地が良く、

また来たいと思えるお店を選ぶようになりました。

値段だけではなく、誰がどのように作っているのか。

どんな思いで料理を出しているのか。そんなことまで気になって想像するようになっています。

きっと歳を重ねることで、自分が何に価値を感じるのかが変わってきたのでしょうか。

車好きだからこそ見つけた整備工場

今は、新しい車よりも少し古くて変わった車に乗るようになってきています。

このあたりも少し考え方が変わってきたように感じています。

昔から車も好きですし今は、ほぼ仕事に使う車なので、出先でトラブルが起きないように

整備工場を探す時にも少しこだわりがありました。

「車好きの整備士さんに見てもらいたい。」

ただ修理するだけではなく、車が好きで、大切に扱ってくれる人にお願いしたい。

そんな思いでGoogleマップを見ながら探しました。

条件は、

・車好きそうなこと
・個人で営業されているところ(大きな工場ではなく)
・できれば近くであること

すると近くで整備工場が見つかり、何度か通うようになりました。

ある日、雑談の中で整備士さんがこんな話をしてくれました。

「うちの嫁もバッグが好きで、『福江さんに頼んだら?』って言うてるんですけどね。」

「でも、あいつはこだわりが強くて、自分が本当に気に入ったもんしか買わへんのですよ。」

私は笑いながら、「皆こだわりがあるので、そういう方の方が多いですよ。」

そんな話をしていました。

それから数週間後。

整備士さんが笑いながら言うんです。

「嫁が滋賀へ遊びに行ってバッグ買うてきたんですよ。」

「見たら福江さんとこのバッグでした(笑)。」

「え~っ!」まさかそんな偶然があるとは思いませんでした。

地域で仕事をしていると、不思議なご縁があるものですね。

美容室でも起こった偶然

先日、長く担当してくれていた美容師さんが退職され、新しい美容室を探すことになりました。

初めて行った美容室でパーマをあててもらいながら、少し時間が掛かるので何気ない会話をしていました。

「お仕事は何をされているんですか?」

そう聞かれたので、

「バッグや財布を作って販売しています。」

と答えると、

「えっ、もしかしてこれですか?」

そう言って取り出されたのは、artigianoのお財布でした。

思わず、

「えっ!」

と声が出ました。

美容師さんは、

「自分も商売を始めたので、できれば地域のお店で買いたいと思って検索して見つけました。去年お邪魔して買った

んです。」と話してくださいました。

「ときよりインスタ見てるので入ってこられて顔を見た時、どっかでみたことあるなぁ」

と思っていたそうです。 こんな偶然、本当にあるんですね。

驚いたと同時に、とても嬉しい気持ちになりました。

商品だけではなく、人と人がつながる

最近、こういう出来事が続いて思うことがあります。

人は商品だけを見て買っているわけではない。

もちろん品質は大切です。  デザインも価格も重要です。

でも、それだけではない。誰が作っているのか。

どんな仕事をしているのか。どんな考え方を持っているのか。

そういう部分に共感していただけることで、ご縁がつながっていくのだと思います。

職人としての仕事。  地域とのつながり。  ものづくりへの姿勢。

年齢を重ねてきたからこそ感じる今の価値感。

そんな部分に共感してくださる方が、一人、また一人と増えていくことが、私にとって何より嬉しいことです。

これからも「共感されるブランド」を目指して

ブランドというと、どうしても知名度や人気だけで語られがちです。

もちろん、それは大事な事です。でも私は、それ以上に、

「この人から買いたい。」 「このブランドを応援したい。」

そう思っていただける存在になりたいと思っています。

革製品は何年も使うものです。

だからこそ、商品と一緒に作り手の顔や思いも記憶に残るようなブランドでありたい。

お直しやカスタマイズしながら長く使って頂きたい!

GoogleマップやThreadsをきっかけにお越しいただいた方とお話しする時間は、私たちにとっても大切な時間です。

倉庫兼事務所ではあり余りゆっくりとお話できる環境作りはまだ出来ていませんが、ご連絡をいただければ、できる限り実際に商品をご覧いただけるよう対応させていただきます。

「見てみたい。」 その気持ちだけでも嬉しいです。

納得して選んでいただくことが、私たちにとって一番大切だからです。

商品を通じて、地域とつながる。 人と人がつながる。

そして、何か一つでも共感していただけるブランドになる。

そんなブランドを目指して、これからも一つひとつ丁寧にものづくりを続けていきたいと思っています。

もしお近くに来られる機会がありましたら、ぜひ気軽にお立ち寄りください。

皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。

今思っていること。

長々と書かせていただきましたが34年この仕事をさせて頂き色々な思いがあり、

私が考えるartigianoの理想の形として工場から15分程度の所で、

お店をはじめようかと考えています。ですが何分少人数で制作作業に当たっているので

なかなか人を割くことが出来ず踏み切れていないのが現状です。約2年前から場所は決まっていて内装工事も

ほぼ出来上がっています。

〇商品を手に取って見て頂ける場所

〇ワークショップなどでものづくりを体験してみたい方が楽しめる場所

〇お茶を飲みながらゆっくりおしゃべりしながら過ごしたい場所

私の思いとしては、ただ物を売る場所ではなく休みの日、日常と違う事やゆっくりと過ごしたい

と思ったときに、ふらっと「近くまで来たので寄ってみたよ!」と気軽に立ち寄れるコミニュティスペースに

したいと思っています。

出来たら中途半端なスタートを切るよりも理想の形が表現出来てからスタートしたいと考えています。

まだ、いつから始められるか、未定ではありますが実現に向けて、ワクワクを形にするために

ゆっくりですが進んで参りたいと思っています。

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