大阪万博の仕事で感じたこと ― NHK放送を終えて ―解体キングダム - artigiano

大阪万博の仕事で感じたこと ― NHK放送を終えて ―解体キングダム

2026年5月13日

ルクセンブルグパビリオンとの協業から学んだこと

先日、ルクセンブルグパビリオン・株式会社モンドデザイン(SEAL)様との協業による1回目のご注文分を無事に納品することができました。
多くの方々のご協力に支えられて、ようやく形にできたことに、心から感謝しています。現在は第二回目の裁断作業に入っており、製造の現場もますます忙しくさせています。

この取り組みは、私たちにとっても新しい事の連続でした。環境配慮やデザイン性、さらには納期や品質といった要素をトータルで両立するのは決して簡単ではありません。それでも。スタッフ一眼となって取り組むことで、手応えを感じられる成果に繋げることが出来ました。


「解体キングダム」での放送と反響

そんな中、先日NHK総合の番組「解体キングダム」で私たちの現場が放送されました。
放送後、思っていた以上に多くの方々が観てくださっていて、「昨日テレビで社長が出てて驚いたわ!」と、毎日来てくれる運送屋さんのドライバーさんから声をかけてもらいました。
身近な人たちからの反応というのは、本当に励みになります。普段は淡々と仕事を進めていますが、こうした場面で「ああ、自分たちのやっていることが社会とつながっているんやな」と実感できるのはうれしいものです。


プロジェクト立ち上げ時の不安

正直に言うと、このルクセンブルグパビリオンの話を最初にいただいたときは、少し不安もありました。当時、ニュースやSNSでは「万博反対」という言葉が多く聞かれ、世間の空気が必ずしも前向きとは言えなかったのです。

そんな中で「この仕事を受けて大丈夫なんやろか?」「後で批判されたりせえへんかな?」と、正直考える事もありました。

しかし、モノづくりの現場にいる私たちは、「やってみなわからん」という気持ちを大事にしてきました。せっかく大阪という土地で開催される世界的なイベントに参加できる機会を、避けるのは違うんじゃないかと考え直し、思い切って引き受けることにしたのです。


「やります」と言えた強み

後日談として、話を頂いた機械屋さんからこの案件、最初に大阪のいくつかの工場へ声をかけられていたそうですが、「やります」と手を挙げたのはうちだけだったとのこと。
正直、驚きました。条件的にも簡単な話ではなかったので、他社が慎重になるのも当然です。けれども、その中で自分たちが決断できたのは、これまで様々な現場をこなしてきた経験と、社内で作れる強みだったように思います。


難しい条件であっても、知恵と工夫次第で解決できる道は必ずあるはず。今回のプロジェクトでは、その信念を改めて確かめることができました。


変化する時代にどう動くか

この経験を通して改めて感じたのは、「常に新しいことに手を出していかなければならない」ということです。
世の中の流れはものすごい速さで変わっており、従来のやり方だけでは対応できない場面が増えています。
環境対応の素材や、デザインと機能を両立した製品づくりなど、今求められているのは“柔軟に動ける力”です。

今回、ルクセンブルグパビリオンという海外チームとの協業を通じて、モノづくりの現場にも国や文化を超えた連携が必要になってきていることを実感しました。
同時に、それを支える技術や職人の力が、日本にはまだまだしっかり残っているという確信も得ました。


これから先へ

第一回目の納品は無事終わりましたが、まだ旅の途中です。
現在進行中の第二回目の裁断作業でも、さらに改良や工夫を重ねています。
最初の挑戦を通して得た知見を次に活かし、より良いものを生み出していくことが何より大切だと考えています。

「やってみなわからん」という精神を忘れずに、これからも新しいことに取り組んでいきます。
どんな小さなことでも挑戦し続けることで、結果的に自分たちの業界や地域、そして未来に繋がっていくと信じています。


この経験を通して改めて思ったのは、チャンスというのは、準備していないと掴めないものだということ。
そして、掴んだあとは責任と覚悟をもってやり抜くこと。
その積み重ねこそが、次の信頼へと繋がります。

今回の協業事業は、そんな原点を思い出させてくれた貴重な経験になりました。

放送分はこちらから
https://youtu.be/QZ4CcNmV16A?si=3N0EP2-x10BwYA0h

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