「量産品と手づくり品、そして海外製と日本製:その違いと選び方の参考」

2026年1月15日

「工業製品と手作り品、量産品と一点もの:バッグと財布に見る違い」

バッグや財布を選ぶ際デザインや価格だけでなく、その製品がどのように作られたかに注目すると自分に合った、より深い満足感を得られるんじゃないでしょうか。特に、量産品と手作り品、日本製と海外製の違いは、それぞれの魅力や価値観に関わる重要なポイントです。それぞれの特徴と選ぶ際のポイントについて鞄作りに30年以上携わってきた職人が感じている事をホンネで書いてみたいと思います。


量産品 vs. 手づくり品

量産品は機械や自動化された工程で大量生産されるものという、イメージがありますが
バッグや財布に限っては海外で作られている安価なものでも、オートメーション化で作られて
いる物は、ほとんど無いと言っても良いと思います。大量に作るので、システム等で生産効率を上げる事で仕入れなどでも価格を抑える事により、安定した品質とコストダウンにつながる事があると言えるとも思います。

  • メリット
    • 均一な品質:製造過程が統一されているため、比較的安定した品質が期待できる。
    • 手頃な価格:計画生産により、素材の入手や生産効率でコストが抑えられる。
      (ブランドバリューなどにより高価になる事も)
    • 入手の容易さ:売れゆきを見ながら量産されているため、比較的手に入りやすい。
  • デメリット
    • 希少価値が薄い:機会消失をしないため、希少価値が乏しい。
      (販売戦力的に足らずで作っている所もある。)
    • 本当は人の手で作られているが、機械で作られていると言うイメージで
      気持ち的に『希少で大切なもの』と感じにくい。

手作り品は職人や作家が一つひとつ手作業で仕上げる製品です。

  • メリット
    • 独自性:製品ごとに微妙な違いや個性がある。
    • 愛着:作り手の情熱が感じられ、長く使いたいと思える。
    • 修理が可能:製品に対する知識があるため、壊れた際にも対応してもらいやすい。
    • 販売:作り手とユーザーの距離が近く、製品について深く知る事が出来る事がある。
  • デメリット
    • 高価格:製造に時間と労力がかかるため、価格が高めになることが多い。
    • 製品にばらつき:一つひとつが手作業であるため、均一な仕上がりとは異なる場合がある。
    • 作り手:作り手のスキルに大きなバラツキがあり、一概に良い物と評価できない。

日本製 vs. 海外製

日本製のバッグや財布は、一定のクオリティと繊細さが魅力です。

  • メリット
    • 品質:一定のクオリティが保たれている。
    • 長く使える:修理やメンテナンスが充実。使い込むほど味が出る製品が多い。
  • デメリット
    • 価格:品質や人件費の高さゆえに値段が上がる傾向がある。

海外製には、価格帯や製造工程に多様性があります。

  • メリット
    〇コストパフォーマンス:大量生産により価格が抑えられた製品が多い。
     最近では、しっかりとブランディングされたものでは高額な物もある。
    〇生産背景:海外と長く取引のある工場では、クオリティの高い物もある。
  • デメリット
    • アフターケアの難しさ:修理対応が難しい場合がある。
    • 品質のばらつき:製造国やメーカーによって大きくクオリティに差が出る。
    • コスト:生産国により、コストメリットが高い。
    • 生産数:輸送コストや生産コストにより、大量に作る事が必要

まとめ

製品選びは、その人の価値観やライフスタイルで変わると思います。「どんな環境で使いたいか」「どれだけ長く使いたいか」を考えることで、自分にぴったりの製品が見つかるはずです。バッグや財布を購入する際には、今回のポイントを一つの参考にしてみてください。


artigianoとして

バッグや財布を選ぶ際、昨今の時代背景にも寄り価格も大きな要因である事は承知しています。
私たちは製品の製造背景や作り手の想いに触れることで、購入して所有する事の満足感が増すような『ものづくり』をしていきたいと考えています。またカスタマイズやお直しが出来る事を強みに
長く使える製品作りにも気を付けています。手作り品であれば、作り手との交流や製品が作られる過程を知ることで「ストーリー」を持つ一品となります。量産品であっても、自分のライフスタイルに合った機能性や価格を重視すれば、満足感を得られることも事実だと思います。

私たちは30年以上の長い経験から、量産品の良い所と、手づくりの良い所を理解しながら、
今も経験を深めて日本製として『ものづくり』を行っています。そういう部分もブログなどを読んで
頂き知って頂けると嬉しいなぁと思います。

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