「なぜ日本製?国内自社生産にこだわるバッグと財布」 - artigiano

「なぜ日本製?国内自社生産にこだわるバッグと財布」

2025年1月29日

バッグや財布などの革製品を選ぶ際、皆さんは「どこで作られたものか」を意識したことがありますか?海外製品が多く出回る中、私たちはあえて日本製と自社生産にこだわり、国内で作られたの皮革製品を提供させていただいてます。その理由は、「品質」「信頼」に対する確かな思いがあるからなんです。

具体的に言うと、自分が良いと思ったものが自分の目の届くところで作られている
自分自身の安心感でもあります。

僕が、この業界に入った30数年前は、親父がやっていたカバンの縫製請負業。
1本、1000~2000円ぐらいの縫製賃でした。それでも仕事量も多く、頑張ればそれなりに食べていける
仕事だったんですが、外国産が増えたり、流通の仕組みが変わって行ったりして、瞬く間に食べれない
仕事へと変わって行きました。

これしかできない僕はどうしたら食べていけるんだろうと考え、
縫製業→OEMメーカー→オリジナルブランド(卸売り)→EC販売 へと変わって行ったのです。

そのころは、自社内で製造するメーカーは少なく、ほとんどが外注へと依頼する仕組みでした。
いまでも、自分たちで作っていないメーカーやブランドは沢山あります。

私たちが大事にしている国内生産にこだわる理由と、自社スタッフが手掛ける日本製バッグや財布について書いていきたいと思います。


1. 日本製の魅力とは?

「日本製」という言葉には、単なる製品の産地以上の価値があります。それは、製品を通じて職人やスタッフの「技術」「誠実さ」「情熱」などとよく聞くことがありますが、私は企画者から生産者、そして消費者さんまでイメージの共有だと感じています。

正直、縫製のクオリティだけを見ると国産の物よりも海外製の方が良い物も見受けられる事があります。かつて日本のものづくりの人たちが儲かるんだと、こぞって設備やノウハウを海外に持っていき、海外製品の質が、この何十年で大きく向上したように感じられます。世界的なメゾンブランドは、安価な途上国で工場の管理を徹底してそのクオリティを担保している現実もあります。

僕が考える日本製の意味は、例えば質感や使っているイメージを考えながら、企画して作って行く過程大事なんではないかと考えています。同じ生活感で共有できる部分の多い日本人が良いんじゃないかと言うのが僕の考えなんです。僕のエゴかもしれませんが。。

僕たちが作るバッグや財布は、丈夫な事はもちろんですが「大事な物はなに?」なんだと思うのです
物の価値が多様化する中で、皆さんが求めるものも多種多様になってきて、安ければ良い・ブランド物が良い・革製品じゃない方が良いなど、使い手により変わってしまう現実があります。

僕たちが大事にしている物は触った時の質感や、使い勝手。使用していただいているユーザーさんからの意見をフィードバッグしたり、考えて作ったここの使い方が抜群です。とかレビューでも多く頂くラッピングがECで買ったのにお店で買ったみたいなどの意見を頂く事があります。

僕自身も53歳になり、食べる物やお気に入りの物への志向が変わっていき、若い時は安くて沢山食べたいとか手に取りやすい価格の物を購入する事が多かったのですが、この物価高で使いにくくなったお金ですが、一つ我慢しても美味しい物を食べたいとか「買って良かった」と思える物を買いたいと考えるようになったので、同じような事を思っている人に届いてくれれば良いなぁと思っています。

購入するときに、すこしでも参考になれば

日本製のバッグや財布が支持される理由には、以下のような特徴があります:

  • 細部へのこだわり
    日本人ならではの緻密さや美意識が、ステッチや仕上げの細部にまで反映されています。
  • 耐久性
    高品質な素材と職人の技術が合わさり、長く愛用できる製品が生み出されます。
  • 安心感
    国内で製造されることで、素材の安全性や製品の品質管理が徹底されているため、消費者にとって安心して使用できる製品となります。

国内生産にこだわる理由

私たちが国内生産を選ぶのは、単に「日本製」というブランドを提供するためではありません。それには、いくつかの重要な理由があります。


かつて日本には、世界に誇る革製品の職人技術がありました。海外の安価な大量生産に押され、技術安く見積もられ失われつつある中で、私たちは国内生産を通じて頑張っていきたいと考えています。


自社スタッフによる生産へのこだわり

私たちは製品の企画からデザイン、製造までを一貫して自社スタッフで行っています。これにより、以下のようなメリットが生まれます。

(1)お客様の声を直接反映できる
自社スタッフが製造することで、販売スタッフやお客様からのフィードバックをすぐに製品づくりに活かせます。例えば、「もう少し軽いバッグが欲しい」「財布のカードポケットを増やしてほしい」といった声に迅速に対応することができます。

(2)一貫した品質管理
少量多品種になる中で外部に製造を委託する場合、どうしても品質管理が難しくなることがあります。しかし自社生産なら工程を直接管理し、製品が基準を満たしているか一つ一つ確認することが可能です。

(3)スタッフのスキルアップ
製品作りに直接携わるスタッフが、毎日技術を磨き、より高品質な製品を生み出すことができると考えています。


4. バッグや財布は「長く愛せる相棒」に

バッグや財布は、毎日使う「生活の相棒」のような存在です。使い捨てが多くなって来た時代ですが、だからこそ、「ただの道具」ではなく、持つ人の生活に彩りを与え、愛着を感じてもらえるような製品を作りたいと考えています。

例えば、以下のような点にこだわっています:

  • シンプルで飽きのこないデザイン
    長く使えるよう、流行に左右されないシンプルなデザインを採用しています。
  • 修理が可能な製品
    自社生産だからこそ、壊れても修理ができる製品を提供できます。これにより、愛用のアイテムを長く使い続けることができます。

まとめ:日本製の価値を次世代へ

国内生産、自社スタッフによる製造、そして日本製へのこだわり。バッグや財布といった日常に欠かせないアイテムだからこそ、ただの「物」としてではなく、使う人にとって特別な存在となるような製品を提供していきたいと考えています。

次回、新しいバッグや財布を選ぶ際には、「どこで、誰が作ったものか」やどういう風に考えて作ってるんだろうとかをぜひ意識してみてください。日本製の魅力をぜひ手に取って実感していただければ幸いです。

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